ディスクレビュー:the GazettE [TRACES vol.2]−2

 

 

 

こんばんは。

 

 

 

今日は前回に引き続きthe GazettEのバラードベストアルバム「TRACES vol.2」のレビューです。

 

tkakhrs02.hatenablog.com

 

 

 

今回は曲ごとのレビューかまします。カマンッ

 

 

 

M-1[枯詩]

この曲では、彼ら自身やファン達について詩が書かれています。

ライブ会場が大きくなるにつれて離れて行ってしまう人たちや、昔が良かったというファン。それでも声が途切れるまで、歌い続けるという意思が書かれています。

 

再録ということもあり、ヴォーカルの声質やギターのサウンドは、最新ライブDVDに収録されているものにかなり近いです。

原曲やライブで演奏されているものからアレンジ面での変化は少ない。

その分演奏面でのスキル向上がパッと聴きでわかります。

 

 

M-2[Cassis]

こちらは純粋なラブソング。筆者自身、中学時代にこの曲を聴いたのがきっかけでガゼットにはまりました。

当時好きだった女の子がガゼットが好きだったので、冬にこの曲を聴くとあの頃を思い出します。笑

 

こちらはイントロがアコギからピアノに変更されており、M–1と打って変わってアレンジされているのがすぐにわかります。

また、 Aメロのギターがツインギターの絡みになっていたり、英語歌詞の部分が変更されており、こまかなアレンジが多々あります。

エンディングも原曲はフェードアウトで終わりますが、こちらはライブ同様にジャーンとなって終わります。

 

M-3[D.L.N]

D.L.Nとは「Dark long night」の略です。

生まれつきの病気で、徐々に視力を失っていく女性のお話です。

 

これも特にアレンジはないな〜と思いながら聴き進めていたのですが、ベースソロでヤられました…

原曲はピック弾きでしたが、こちらはスラップになっています。

スラップとは弦を指で引っ張りパチンと鳴らすプル、親指で弦を叩きパーカッシブな音を出すサムピングからなります。

このベースソロでは全てサムピングで弾いており、非常に渋いニュアンスが出ています。超カッコいい。

このベースソロはぜひヘッドホンで聴いていただきたい。いや聴くべきだ。

 

 

M-4[CALM ENVY]

女性目線で書かれた恋愛の曲。

初めて原曲を聴いた時は最初どこのバンドかわからなくなったくらい渋い曲です。笑

 

スキル向上や、年齢が上がったことで渋みを増したように感じます。

ずっと聴いていられる曲ですね。

 

 

M-5[reila]

大切な人と死に別れた男の歌。

この曲はとにかくギターソロがカッコE。それに尽きる。

僕が楽器に目覚めたのもこの曲のギターソロがきっかけでした。それなのにベース買っちゃう俺…

 

サビ終わりの部分がベースがなくなりアコギのエモいフレーズになっています。

大サビ終わりに歌詞が追加され、終わり方もフェードアウトではなくなっています。

歌唱力がかなり上がっているのがわかります。切な熱い曲。

 

 

M-6[UNTITLED]

浮気を繰り返す男の歌。

 

原曲ではデジタル要素が強く、バンドサウンド自体もなんとなくデジタルな鳴り方をしていました。

今回のアレンジではより生々しいサウンドになり、曲に引き込まれます。

原曲はそれほど好きな曲ではありませんでしたが、再録Verはやばいですね。かなり良くなりました。

スゴいです。

 

 

 

今回はここまで。

 

 

次回は後半6曲を紹介したいと思います。

 

 

Bye.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディスクレビュー:the GazettE [TRACES vol.2]−1

 

 

 

こんばんは。

 

 

 

今日は予告詐欺にならぬよう、the GazettEのベストアルバム[TRACES vol.2]のレビューを書きたいと思います。

 

 

 

まずはジャケットから行きましょう。

 

 

 

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こちらがTRACES vol.2のジャケットです。

前作同様、朽ちたブランコが写っていますね。

周囲にある十字架はそれぞれ過去の曲たちを表現しており、収録曲と同じく12個あります。

今回はバラードベストということもあってか落ち着き感のあるジャケットですね。

霞がかかっている情景が、しっとり感を出しているような感じ。

 

 

 

アルバム通しての印象としては、バラードベストらしくヴォーカルが強調されたミックスになっています。音質も全体的にフラットな音で、ドンシャリ系のハイがキンキン、ローがボンボンみたいなことはなく、とても聴きやすいです。

どれも原曲よりもエアー感が強まっていますが、加減が絶妙ですね。

音が締まって、聴いていてとても気持ちよいです。非常にオトナなサウンドに仕上がってると思います。

ヴォーカルは昔の曲よりも声が安定していて、強弱のニュアンスがよりはっきりしています。ヴィジュアル系にありがちな甘ったる声じゃなくなったのは個人的に拍手を送りたい。

ギターは原曲達に対して左右のボリュームのバランスが良くなったように思います。

サウンドも生々しくて大好きな音です。

ベースは今回素晴らしい音出てると思います。

今回は聴いた感じ全ての曲を指弾きでプレイしているようですが、ピッキングの数を減らし、よりどっしりと聴かせています。

素直にかっこいい。

ドラムもベース同様手数を少し減らすことでシンプルになってますが、原曲で印象的だったフレーズは残っていて聴いていてアツくなりました…!

 

とまあ個人的にはべた褒めですが、今までの作品と比べて音が軽いとのレビューもあるようですね。

たしかに音が締まっているのでそう聴こえるかなーとは思います。

メンバーも狙ってのことのようなので、賛否あっても仕方ないところかと。

 

 

音質に関してはiPhoneにアップル純正イヤホンだと特に低音が弱く感じますね。

もともと低音がしっかり出るようなスピーカーで聴くと十分なローが出ています。

筆者が職場のBOSE soundlink miniで聴いてみた時はイコライザーをフラットにしないと低音が出すぎに感じたので、ローがかなり低い位置で鳴っているのかもしれません。

 

最近ついにbeatsのヘッドホンに手を出してしまったので、聴き比べてみようと思います。

 

 

という感じで、今日は全体的な感想でした〜

次回は曲ごとにレビューしたいと思います。

まだまだ引っ張るのでよろしく。。。

 

 

Bye.